柳井「金魚ちょうちん」の由来には諸説ありますが、津軽地方の「金魚ねぶた」を参考にして、伝統織物「柳井縞」の染料を用いて作られたということ。元々は子供の為のオモチャに当たるものであったため、口伝による情報しか残っておらず、確たる歴史を把握することは難しいとされています。

柳井市HPでの説明

金魚ちょうちんの由来

幕末の頃、今からおよそ150年の昔、柳井の商人が子供のために金魚をかたどり、伝統織物「柳井縞」の染料を用いて創始したと言われています。夏祭りを迎えると、子供たちは浴衣を着てこのちょうちんに火を灯し、宵の町へと出かけていたそうです。土地の人々に親しまれ、受け継がれ、戦後独自の技法を加えて、今日の美しい金魚ちょうちんが完成しました。

金魚ちょうちんの作者
江戸時代から明治にかけて、ロウソク屋を営んでいた熊谷林三郎という人が、青森のねぶたにヒントを得て「金魚ちょうちん」を作り始めたと言われています。林三郎の死後は、息子の定治が宮本の姓となり、看板屋を営みながら「金魚ちょうちん」を作りました。そして定治の息子は小間物屋を営みました。 本町通りで洗張り業をしていた長和定二という人が、宮本定治から作り方を習い、第二次世界大戦頃まで「金魚ちょうちん」を作っていましたが、その後は作らなくなり途絶えていました。しかし、長和定二が昭和三十七年に他界される直前に、文献により柳井に昔「金魚ちょうちん」というものがあったことを知った周防大島町小松に住む上領芳宏さんが、「金魚ちょうちん」を復活させました。昭和三十七年七月のことです。

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金魚ちょうちん単品

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¥1,500 (税込¥1,650)
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¥1,800 (税込¥1,980)
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松島氏の見解

 口伝による情報しか残っておりませんが、確からしいものを統合した「やない学遊館」の松島氏(2017)の見解を、許可を得て掲載させていただきます。

柳井金魚ちょうちんの歴史_松島幸夫氏

しらかべ学遊館の掲示

 また、「しらかべ学遊館」には昭和初期に作られていたと考えられる、現在の元となる金魚ちょうちんや津軽地方の「金魚ねぶた」が展示されています。
左から金魚ねぶた、戦前の金魚ちょうちん、戦後の金魚ちょうちん